チアダン実話の福井商業高校「JETS」厚木高校がきっかけ!バトン部からチアダンス部へ

土屋太鳳主演のTBS系ドラマ「チア☆ダン」が、放送開始の7月13日早々から『泣ける』
『共感めちゃする』ドラマとしてSNSなどで話題になっています。

ドラマ「チア☆ダン」は幼い頃に、初の全米優勝を果たした「JETS」の演技を見て、チアダンスを夢見た主人公を土屋さんが演じています。

そして、この「JETS」は実在する日本高校のチアダンス部なんです。

ドラマ「チア☆ダン」は女子高生たちが全米制覇した実話を元に2017年に作られて大ヒットした映画
『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の続編物語です。

映画の実話モデルになったのは福井県にある福井商業高校の「JETS」というチアダンス部です。

調べてみると、福井商業高校「JETS」の前身は伝統あるバトン部で、チアダンス部の
きっかけとなったのは厚木高校だったというのがわかってきました。

感動の「『チアダン』実話の福井商業高校「JETS」きっかけは厚木高校だった」についてまとめてみました。




ドラマ『チアダン』とは

『チアダン』とはチアダンスの略です。
なんとなく日本風な略ですが、もちろんチアダンスの本場はアメリカ

2018公開された映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』この映画は福井県にある福井商業高校の「JETS」の実話を元に製作され大ヒットしました。

大ヒットしたのは記憶に新しいが、その人気を受けドラマ化も決定。ドラマは2018年現在を舞台に映画の後の出来事を描くオリジナルストーリーになっています。

2018年7月にスタートしたドラマのチアダンは、
『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の続編になりますが時代や登場人物の高校は違う高校の設定となっています。

広瀬すずら出演の青春ムービー!映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』予告編

ドラマの主人公、藤谷わかば(土屋太鳳)は全米制覇したチアダンス部「JETS」を幼い頃に見て憧れを持ち「JETS」入りを夢見るも受験に失敗

別の高校で競技ではなく応援のためのチアリーディング部に在籍します。

夢をあきらめて過ごしてきた、藤谷わかば(土屋太鳳)にある日「私とチアダンスをやろう!」
という、東京から来た転校生桐生汐里(石井杏奈)が現れます。

そして、藤谷わかば(土屋太鳳)は、その転校生桐生汐里(石井杏奈)とともに「打倒JETS!」を目指すことに決意するという物語です。

キャストは
「元JETS」でわかばの姉・あおいを新木優子
わかばの同級生役でチアダンス部の部員を朝比奈彩、大友花恋、箭内夢菜、志田彩良、佐久間由衣
チア部の顧問教師・漆戸太郎にオダギリジョー

映画版でヒロインを演じた広瀬すずも出演することも話題になっています。

そしてドラマ版の『チアダン』を語るのに欠かせないのが
実話を元に製作され昨年公開された映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』です。




『チアダン』実話の福井商業高校「JETS」

映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
で映画化されて話題になりました。

、、、、が、実はコレ福井商業高校「JETS」の実話なんです。

『チアダン』のモデルになった
福井商業高校「JETS」は、結成からたった3年で全米を制覇したという実話です。

映画 『チア☆ダン』 モデル 福井商業高校JETS

福井商業高校「JETS」3年で全米を制覇の謎??

「JETS」の前身は野球部の応援が主な活動で50年の歴史があるバトン部でした。

確かに福井商業高校は福井県の甲子園出場の常連でしたね。

では、なぜ、伝統あるバトン部がチアダンス部になったのでしょうか?

そして、どのようにチアダンスの技術を習得したのでしょうか?

そこには、神奈川県立厚木高校ダンスドリル部の存在がありました。

それは、以下の記事でお伝えしたいと思います。

「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」予告2

チアダン福井商業高校「JETS」結成は厚木高校がきっかけ

『チアダン』のモデルになった福井商業高校「JETS」は
もともとは、バトン部だったそうなんです。

バトン部とチアダンス部おおいに違いますよね。

もともと福井商業高校バトン部を
チアダンス部に変えたのが顧問の五十嵐裕子先生

そのきっかけは2003年のことです。
五十嵐裕子先生が偶然テレビでみた厚木高校ダンスドリル部の物語でした。

その内容は「神奈川県立厚木高校ダンスドリル部が全米チアダンス選手権を優勝」
という内容だったんです。

福井商業高校以前に全米チアダンス選手権を制覇した日本の高校があったんです。

それが、神奈川県立厚木高校ダンスドリル部でした。

このテレビ放送に感激した五十嵐先生は
バトン部をチアダンス部に変えようと奔走しますが
部員はもちろん、保護者も大反対

しかも、バトン部がチアダンス部への変更にに2~3年生は反発し
60人近くいた部員は1年生9人だけに。

しかし、それでもくじけずに
説得を続けた五十嵐先生は2006年4月に
福井商業高校にチアダンス部を発足させることができました。

「JETS」の名前の意味は

「ジェット機のように急成長するチーム」という意味を込めてつけられました。

チアダンスの経験が無い五十嵐先生は立ち上げの時点で月に1回、神奈川県立厚木高校で
指導していた前田千代さんに教えてもらうことにしたそうです。

チアダンスの経験がない五十嵐先生
チアダンスに取り組む1年生で残った9名の部員

彼女たちを動かしたのは
厚木高校のダンスドリル部の演技の感銘だったのです。

「JETS」の部員の技術の習得は大変だったともいますが
五十嵐先生は技術面では劣るものの、内面的な指導に定評があったようです。

その甲斐あって
「JETS」は、ついに全米を制覇!

そして前人未到の全米5連覇を達成しました!
初優勝のあとも、ずっと優勝し続けているところがすごいですね。

映画チアダン 福井商業高校JETSメンバー広瀬すず 五十嵐先生役を天海祐希

「JETS」の輝かしい優勝歴

全米選手権(NDA National Championship)
インターナショナルチームパフォーマンス部門

2013年 優勝
2014年 優勝
2015年 優勝
2016年 優勝
2017年 優勝

2011年から2015年まで全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で
優勝をしているんです。

厚木高校の復活も楽しみ

五十嵐先生に感銘を与えた厚木高校ですが、その後はどうなったのでしょうか。

2003年の03年の全米大会優勝後、
注目度が一気にあがり成果が期待されるようになりました。

しかし、おおきな期待を背負わされた部員たちは先輩が後輩に過剰な指導や礼儀作法を要求する風習が根付いてしまい、思い切りチアダンスを楽しむという活動ができなくなっていったと聞きます。

アメリフトやバスケットボールなどのハーフタイムに披露されるチアダンスはボランティアスピリット
である奉仕や助け合いの気持ちが競技の基本思想となっています。

そして、一度は先輩後輩の過剰な指導を行う慣習ができてしまった
神奈川県立厚木高校ダンスドリル部ですが、近年はボランティアスピリット回帰を胸に頑張ってきた

その甲斐があって2017年3月に国際大会である全米大会へ12年ぶりに出場しています。

厚木高校⇒福井商業高校「JETS」の実話⇒ドラマチアダン

ドラマや映画のチアダンの実話のモデルは福井商業高校なのですが、その陰に神奈川県立厚木高校ダンスドリル部の前田千代さんや部員の努力とボランティアスピリットによって結ばれた福井商業高校への支援があったことが、この物語を感動へ導いてくれる源になってるんですね!




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