2017年は怪我に苦しみながらも日本のエースとして平昌五輪初出場を果たしたフィギュアスケートの宮原知子選手。
そして見事、世界4位の活躍を果たしてくれました。
エース宮原の孤独な戦いの裏にはコーチ「濱田美栄」氏の存在がありました。
宮原と「濱田美栄コーチ」 2人の「ルーティーン」とはいったい?
そして、平昌五輪4位!のフィギュアスケート宮原を育てた濱田流のジャンプ指導の秘密とは?
Contents
情熱大陸、鬼コーチ?まるで母親?「濱田美栄」平昌五輪4位の宮原を育てたスケートコーチに密着。
コーチ歴35年という大ベテランの濱田美栄さんは世界4位の宮原知子の「濱田美栄コーチ」が情熱大陸にフィギュアスケート平昌五輪4位の宮原知子選手をの時から指導しています。
また、教え子としては宮原知子選手の他には本田真凜選手など全日本選手権TOP10位に4人も!!
情熱大陸の取材ではカナダ・アメリカ遠征では、鬼コーチと言われる「濱田美栄コーチ」が、まるで母親のように、教え子の宮原知子選手や本田真凜選手の料理や洗濯、さらに航空券や宿泊先の手配まで。
そこには、スケートコーチを超えた深い絆で結ばれたまるでその母親と子どもたちのような関係がありました。
・濱田美栄プロフィール
宮原知子さんを指導する濱田美栄コーチ
「間違いなく日々調子はあがっている。四大陸は悔しい思いをしたようだ。今はジャンプを中心に練習している。」
「オリンピックに向けて、粘り強く、(オリンピックでは)ここ一番の演技をしてほしい」 pic.twitter.com/UEfdAGu2AT— 関西大学 (@UnivKansai) 2018年2月4日
1959年京都府出身 現在年齢58歳
濱田美栄さんが指導してきた宮原知子・本田真凜選手も京都出身です。
大学は同志社大学を卒業。
卒業後は関西を拠点にしたスケートの指導にあたる。
選手の間では“鬼コーチ”“厳しいコーチ”としても有名な「濱田美栄コーチ」ですが、
それはスケートに対する愛情や情熱の表れのようですね。
選手それぞれの個性を見極め伸ばしてゆく指導には定評があり、母親のような
優しさを垣間みることも。
指導歴35年で現在、幼い子供からトップスケーター
(宮原知子・本田真凜・白岩優奈・紀平梨花)まで約40人の教え子を持つ生粋のスケート好き。
「濱田美栄コーチ」の宮原へのジャンプ指導の秘密とは?
宮原知子選手の強みといえば試合でミスをしない抜群の安定感です。
この抜群の安定感はどんな練習方法の賜物なのでしょうか?
失敗をしないって精神的に強いのでしょうか?
実は宮原選手は以前は、緊張しがちで実際、
試合前の緊張が演技に影響したこともよくあったそうなんです。
濱田美栄、田村岳斗両コーチも声をそろえて
幼いころの彼女は「どんくさかった」と言うほど抜きん出た才能や運動神経も持ちあわせてなかったそうです。
しかし、自分の実力の足りなさを知る宮原選手は愚直に何度も何度も
人一倍の練習量をこなして、ここまで来たのだそうです。
難易度の高いジャンプが「練習ではけっこう決まってた」ということでは納得せず
最高の演技を最高の成功率を目指して練習するこれが彼女の持ち味です。
そんな努力の宮原選手の才能を開花させたのが
「濱田美栄コーチ」でした。
「濱田美栄コーチ」ジャンプ指導の秘密は緊張対策ジャンプ
緊張することが多かった宮原選手。
やはり努力しても大きな大会では精神面の不安定さはどうしようもあいません。
2015‐16シーズンのアメリカ大会では緊張のあまりミスを連発
成績がふるわなかった宮原選手
「濱田美栄コーチ」は練習中のジャンプの映像をたくさん撮影し、
失敗したものと成功したものを徹底的に見比べてその失敗と成功の要因を見比べて頭に叩き込ませたそうです。
緊張して失敗したジャンプなぜ失敗するのか、それは緊張下では無意識的にジャンプを跳び急ぐ
しかし緊張は仕方ないことと考え、練習ではジャンプの飛び上がりにあえて跳び急ぐのを防ぐ
溜めを作るようにしたそうです。
ざわついた場所でも曲を聞いて集中するイメージトレーニングなど
プレッシャーに強くなる訓練が宮原選手のジャンプを完璧なものにしたんですね!
情熱大陸 宮原知4位にみる「蝶々夫人」の曲
どんなスポーツも技術には美しい姿があります。
というのが、濱田美栄コーチの心情です。
宮原知4位 子苦しみ続けた怪我の克服のためキム・ヨナを手掛けた振付師トム・ディクソン氏を呼びました。
候補曲はアレンジの違う2種類の蝶々夫人でした。
身長152cm世界に挑むには少しでも体を多く見せたほうがいいのです。振付師とコーチそして選手のコラボレーションが始まるのです。
宮原知子との濱田美栄コーチの「ルーティーン」とは?
宮原知子との濱田美栄コーチの「ルーティーン」の動画
「ルーティーン」とはまりきった仕事。、日々の作業、ルーチン-ワークのことを指しますが
この「ルーティーン」という言葉を有名にしたのはラグビー日本代表の五郎丸選手ではないでしょうか。
五郎丸選手はPG前に拝むように手を合わせるポーズを「ルーティーン」として、
それから蹴るという変わった仕草と脅威のキック成功率が注目を浴びましたね。
イチロー選手のバッターボックスでの振る舞いも「ルーティン」ですね。
ルーティンの効果は、ある意味おまじないのようなもので
精神的に心を安定させ平常心と集中力を高める効果があると言われています。
宮原知子選手との濱田美栄コーチの「ルーティーン」は
演技直前、リンクサイドで手をつなぎ濱田コーチが宮原選手におでこをくっつけて送り出すあの仕草です。
宮原選手ががシニアに上がったころから2人の「ルーティーン」として定着したんだそうです。
情熱大陸では額を合わせ目をつむる宮原選手と送り出す濱田コーチの姿が印象的でした。
この姿をみるだけでも
の存在は大きく心身ともに深い絆で結ばれているのがわかりますね。
これからも宮原知子選手との濱田美栄コーチ二人三脚で大きな栄誉を獲得していってほしいものです。
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