小平奈緒 500mの五輪新記録の時間と1000m自己ベストにカラクリnn

平昌五輪第10日目、日本スピードスケートの女子で快挙

日本選手団の主将をつとめている小平奈緒選手(31)=相沢病院がスピードスケート女子500メートル
五輪新記録で見事、金メダルを獲得しました!

これで、小平選手は連勝を25に伸ばしました。

そのタイム(時間)は36秒94でライバルの李相花(イ・サンファ)選手の自己ベスト36秒36には
大きく及ばなかったのですが、実はそこには大きな記録(時間)の大きなカラクリがありました。

小平奈緒 500mの自己ベスト(時間)はライバルより遅い?

小平奈緒さんの得意種目である500mの決勝が行われたのは2018年2月18日

放送時間はTBSで2018年2月18日(日) 19時00分~22時48分
番組名で「平昌オリンピック2018 スピードスケート女子500m決勝ほか・小平奈緒」
でしたが、残念ながらライブでは見逃してしまいました。

平昌オリンピックでのこれまでの小平選手の成績は

  • 1500mでは6位、
  • 1000では惜しくも2位で銀メダルを獲得

日本のエースとして金メダルがほしいところ

小平奈緒 500mの五輪新記録のタイム【時間】は?

実は、小平奈緒選手500mを得意としていましたが、実は

W杯のソルトレイクシティで出した500mの自己ベスト36秒50は
ライバルと言われている韓国の李相花(イ・サンファ)選手の自己ベストが36秒36になんと
時間にして0.14秒負けているのです。

そしてこの李相花(イ・サンファ)選手こそ500mでは
バンクーバー・ソチとオリンピックを2連覇しています。

当然、今回の地元開催となる平昌オリンピックで3連覇を狙う本命と言われていたのです。

しかし、なぜ今回の平昌オリンピックでは、500mにおいては
小平奈緒選手に分があるのか?

それは、自己ベストを出した場所にありました。

『高地リンクと低地リンクの違い』

陸上などでも、高地と低地では記録が変わってきます。

空気抵抗にその秘密がありました。

高地では空気密度が小さくなるり空気抵抗が減るため、滑りやすくなり、低地に比べて記録は伸び、
スピードスケートの500メートルでは、標高が100メートル高くなるとタイムは0.1秒短縮する計算になるそうなんです。

スケートでもタイムのでるのは高地リンクでの記録なんです。

  • 李相花(イ・サンファ)選手の36秒36は高地記録
  • 小平奈緒選手の自己ベストの記録36秒50も高地記録

しかし、今回の平昌は低地リンク

小平奈緒選手の五輪新記録は36秒94と李相花(イ・サンファ)選手の自己ベスト36秒36には大きく及ばないものの
記録の出にくい低地リンクが勝負の場であったことは大きな意味がありました。

やはり、低地リンクでの戦績が多い小平奈緒選手が皮肉なことに李相花(イ・サンファ)選手地元開催となる平昌が
低地リンクということで分があったようです。

14日に行われた1000mを棄権したが
李相花(イ・サンファ)選手も低地リンクということで全てを小平選手との対決にかけていたようです。

ちなみに李選手は銀メダルはでした。

「小平奈緒」フライングでは?オリンピック500mスタート!しかし研ぎ澄まされた感覚に脱帽

小平奈緒 1000m 自己ベストはやはり高地リンク

小平奈緒選手は1000mの自己ベストも高地ソルトレイクシティで出しています。
1000m 1分12秒09 W杯・ 2017/18

こうしてみると、0.1秒を争うスピードスケートは記録の時間的には空気抵抗の少ない高地リンクが圧倒的に有利ですが
記録にばかり目を向けていると勝負に勝てないという大きなジレンマが存在していますね。

しかし、五輪新記録で金メダルに輝いた小平奈緒選手

本当におめでとう!!