大雨による被害が世界各地で発生していますが
「50年に一度の大雨」という見出しが頻発していますね。
鹿児島県十島村でも
22日、鹿児島県十島村付近には活発な雨雲がかかり続け、『50年に一度の大雨』
(十島村 気象庁十島村 鹿児島県十島村 屋久島十島村 避難準備情報)
なんか、『50年に一度の大雨』ってニュースで多すぎる
感じがしませんか?
この一年間だけでも全国で10回を超える「50年に一度の大雨」が降り、各メディア等が報道していますが、異常気象なのでしょうか?
それとも何か理由があるのでしょうか?
『50年に一度の大雨』が見出しに、多すぎる理由についてしらべてみました。
どれだけ、降ったら『50年に一度の大雨』
今日22日(金)は鹿児島県の平島で48.5mm/h、諏訪之瀬島で41.5mm/hを観測するなど強い雨が続き、降り始めからの雨量は平島や屋久島で400mmを超えました。 十島村では50年に一度の大雨となっているところもあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。https://t.co/op5fQRwNbo pic.twitter.com/EOq3InDxXd
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年6月22日
『50年に一度の大雨』が年間に10回も?多すぎないですか。
なんかおかしい、日本で『50年に一度の大雨』が年間10回起こる??
ちょっと考えてみましょう。
まず、『50年に一度』が示す範囲ですが、「その地域で」という範囲の意味をさします。
鹿児島県十島村であれば、十島村という地域になります。
日本全体で『50年に一度の大雨』というのはありえません。
つまり、観測地点が多ければ多いほど大雨が降れば、大雨の地域の数が増えるわけです。
気象庁の基準は全国を5km四方に区切った地域ごとに大雨を観測
その観測地点は全国で約14,000箇所
全国で観測点や基準点が多ければ多いほど、どこかで「50年に一度の大雨」は降りやすくなります。
今日22日(金)は鹿児島県の平島で48.5mm/h、諏訪之瀬島で41.5mm/hを観測するなど強い雨が続き、降り始めからの雨量は平島や屋久島で400mmを超えました。 十島村では50年に一度の大雨となっているところもあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。https://t.co/op5fQRwNbo pic.twitter.com/EOq3InDxXd
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年6月22日
観測地点が多ければ『50年に一度の大雨』が多くなる
その地域で大雨の基準を超える雨量が過去50年間になかったのであれば
「50年に一度の大雨」と報道されますね!!
観測地点の多さで『50年に一度の大雨』の雨が多くなっているといえるようですね。
なので、XXX地域で「50年に一度の大雨」◯◯地区で「50年に一度の大雨」△△町で「50年に一度の大雨」
となって年間10回を超える「50年に一度の大雨」の報道となるわけです。
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