U12監督経験の樋渡群の涙の理由?解任ハリルホジッチ前監督の通訳が泣いた訳

電撃解任ハリルホジッチ前監督の通訳の樋渡群(ひわたし ぐん)氏は会見でなぜ泣いたのか?

優秀な通訳といわれた樋渡群(ひわたし ぐん)氏は実はパリサンジェルマンU12監督監督経験者でした

解任勧告を受けたハリル監督の気持ち、そして二人三脚で歩んできた3年間
ハリルホジッチ前監督の通訳・樋渡群(ひわたし ぐん)氏の涙の理由について樋渡群の経歴やハリルホジッチ氏のコミュニケーションのパターンなどから調べてみました。

ハリルホジッチ前監督4月27日会見中継で樋渡群は

W杯2ヶ月前に電撃解任を受けたハリルホジッチ前監督の会見の中継は4月27日に行われます。
2018年4月21日に来日したハリルホジッチ前監督
通訳の樋渡群氏とともに報道陣に対応

しかし、ハリルより氏先に涙を流して言葉に詰まったのは
ハリルホジッチ前監督と“二人三脚”で闘ってきた通訳の樋渡群氏だった。

4月27日会見中継で樋渡群氏の通訳はどのようなものになるのか?

樋渡群PSGのU12で監督経験

2015年3月12日
日本サッカー協会の要請を受諾して日本代表監督にハリルホジッチ氏が
就任についてから3年間、監督と通訳の関係で“二人三脚”で闘ってきたのは樋渡群氏

この間日本代表は6大会連続のワールドカップの切符を手にした。

通訳・樋渡群氏の経歴

樋渡 群(ひわたし ぐん)36歳

1978年生まれ
広島県出身。
1997年に広島県広島市の崇徳高校を卒業
2002年に東京都立大学の経済学部を卒業
大学卒業後、渡仏。

パリサンジェルマン(PSG)U12監督。
2006年~JFAアカデミー福島、熊本宇城でクロード・デュソー氏の通訳兼コーチ。
2009年~男子U14、15監督。
2012年~女子U18監督。
日本サッカー協会公認A級、仏サッカー協会公認指導者ライセンス取得。

樋渡群氏は単なる通訳ではなく
学卒業後にフランスへ渡り、パリサンジェルマン(PSG)U-12監督の経験を持つ
優秀な通訳としてハリルジャパンの要職としてその仕事についた。

監督の経験がある通訳
樋渡氏は、通訳就任についてこのように述べています。

“通訳は監督の指示を的確に伝え、選手とのコミュニケーションを円滑に進めるために、高い語学力とサッカーの深い知識が必要とされるポジションです。人間性と能力が求められるかなり重要なポストです。

ハリルホジッチのコミュニケーションと考え方

ハリル氏のチームに関する考え方についてはチームの全責任は監督にあるという信念
があり記者会見では多くの質問に答えようとする姿勢をみせた。

一方、合宿中の選手取材に対して厳しい規制をみせるという姿も

日本代表で主将を務めた長谷部誠選手の
ハリルホジッチのコミュニケーションと考え方については

ひと言で言うと、すべて正直に、すべてをストレートに話しますね」
「個人面談だけではなく、『記者会見が長い』と言われますけど、
ミーティングの回数も多く、時間も長い。
プロになって20人、30人ぐらいの監督と一緒に仕事をしてきましたけど、一番長いくらいです」と語られている

 

ハリル氏は、このように何事もまじめで長時間選手と接する姿勢があった様子です。

しかし、最近の若い選手にとってミーティングの回数や時間が長い事は
自分の時間を浪費するように思えたのではないでしょうか?

個別で面と向かってのコミュニケーションを嫌がる現在の若者の気質に
ハリルホジッチ氏のコミュニケーションパターンが合わなかったのかもしれません。

ハリルホジッチ氏の通訳・樋渡群の涙の理由

パリサンジェルマン(PSG)のU-12で監督を経験している樋渡群氏の考え(信念)
として、自分の仕事は監督の指示を的確に伝え、選手とのコミュニケーションを円滑に進めることだと思っていたはずです。

フランス語で話す、ハリル氏の通訳は
高い語学力とサッカーの深い知識が必要とされるポジションです。

そして、人間性と能力が求められる重要なポストであり
ハリルホジッチ氏同等、いや彼以上に樋渡群氏は監督と選手を支えてゆく使命感を持っていたのではないでしょうか?

その使命感と自分を信じてくれた監督の、しかもW杯直前の解任は心の奥底から
悔しい思い、涙が流れたに違いありません。

おそらく、4月27日の会見も樋渡群の悔しいやるせない思いの涙がみられることだと思います。