NHKEテレ地球ドラマチック
地中海を渡るチョウの大冒険!~アフリカ発 ヨーロッパ行き~
2018年3月24日(土) 19時00分~19時45分
北アフリカからヨーロッパまで
数千キロもの距離を大移動する蝶がいるのを知っていますか?
ヒメアカタテハという蝶です。
よくもこんな小さな体で
北アフリカからヨーロッパまでの壮大な旅をするのか?
- 幼虫の食料である食草は何?
- なぜ飛ぶ方向がわかるのか。
- 幼虫の天敵の存在が大移動と関係?
その天敵という生物は何?
などなどNHKEテレ地球ドラマチックでは
最新科学を駆使して、ヒメアカタテハ渡りの謎に迫っています。
ヒメアカタテハ蝶
ヒメアカタテハ 画像
ヒメアカタテハ 幼虫
ヒメアカタテハ 食草
ヒメアカタテハ オス メス
ヒメアカタテハ画像
ヒメアカタテハの幼虫
ヒメアカタテハ 蛹
ヒメアカタテハ幼虫
ヒメアカタテハの渡りと食草とは?
本日(3/24)夜7時、NHK-Eテレ『地球ドラマチック』「地中海を渡るチョウの大冒険!~アフリカ発 ヨーロッパ行き」 数千キロもの距離を大移動するチョウ、ヒメアカタテハ。北アフリカからヨーロッパまで、小さな体でなぜ壮大な旅をするのか。‥渡りの謎に迫る!https://t.co/43B7qlBLxN pic.twitter.com/7qQ2zUofnN
— ヨーロッパ旅行✈情報部 (@euro_tour) 2018年3月23日
ヒメアカタテハは日本でも普通に見られる蝶ですが
ヨーロッパ、北米では渡りの事例が報告されていいます。
NHKの取材では
3月下旬にモロッコを出発ヒメアカタテハは、
食料となる植物が豊富な場所を求めて北上します。
ヒメアカタテハの幼虫の食料である食草ですが
キク科のハハコグサ、ヨモギ、ゴボウなどを食草としています。
ヒメアカタテハの渡りは
スペインを経由して、3ヶ月後にイギリスに到着します。
ヒメアカタテハはなぜ飛ぶ方向がわかるのか。
こんな小さな蝶がどうして北アフリカからヨーロッパまでの旅ができるのでしょうか?
最新の研究と実験でわかったことがあります。
この大移動をするために、ヒメアカタテハは「どうやって飛ぶ方向」を決めているのかです。
太陽の位置と体内時計を手がかりに、飛ぶ方向を決めて
長い渡りをしていることが明らかになったのです。
ヒメアカタテハの幼虫の天敵が大移動と関係
さらにである、ある生き物の存在がこのがありことが
あることがわかってきました。
その天敵とはいったいなんあのでしょうか?
蝶にはカマキリやハチ、そして鳥などの天敵がいますが
ヒメアカタテハの最も恐れる天敵はハチなんです。
このハエは寄生バチ(キセイバチ)といって
卵や幼虫、蛹の体内に寄生蝿が産卵
孵った寄生バチ(キセイバチ)の幼虫が栄養を横取りして、最後には蝶の幼虫を死に至らしめます。
寄生バチ(キセイバチ)は産卵管を幼虫などに突き刺して卵を産み付けます。 産み付けられた寄生バチ(キセイバチ)の幼虫はヒメカタテの幼虫の体に入ります。
6割位のヒメアカタテハの幼虫が寄生蜂にやられているのでないかと思われています。
ヒメアカタテハは安全に産卵できて幼虫を守るため天敵のいない安全な地域に大移動するのです。
最近のコメント