膳所高校のデータ班セイバーメトリクスで2018甲子園「21世紀枠」膳所高校データ野球

膳所高校(ぜぜこうこう)の「データ班」が凄い!!21世紀枠2018春の甲子園出場の裏舞台

2018春の選抜甲子園が3月23日金曜日からはじまりました。

今大会は90回の記念大会で21世紀枠として
例年より出場高校が4校多い大会となっています。

そして、21世紀枠で注目されているのが滋賀件の膳所(ぜぜ)高校です。

【膳所高校 高校野球もデータ時代】

21世紀枠で出場の膳所高校は高校生クイズでもおなじみの高校です。
そんな膳所の野球部にはデータ班があるとのことです。日本のプロ野球でも、データ活用は米国MLBから遅れること数十年
高校野球が日本の野球を変えるのか?

データ野球の膳所高校の活躍には日本中が注目しています。

膳所高校 野球部 メンバー
膳所高校 野球部 甲子園
膳所高校 野球部 監督
膳所高校 野球部 成績
膳所高校 野球部 21世紀枠

膳所高校 野球部チームの長所は頭脳プレーですが、これが常識では図りきれない。

野球をしない野球部員「データ班」の存在で勝ち上がってきたんです。

その膳所高校は3月24日(土曜)の第三試合14:00開始予定で登場します。

対戦相手は日本航空石川(石川)です。

膳所高校は滋賀県屈指の進学校で学業と部活動の両立
野球部はは59年ぶり4度目の春の甲子園出場です。

セイバーメトリクスを用いた「データ班」の「ビッグデータの分析」などデータを徹底活用した
野球が持ち味という頭脳野球を見せる膳所高校

  • セイバーメトリクスっていったい何なのでしょうか?
    また、ioTや人工知能(AI)などによる「ビッグデータの分析」をしているのでしょうか?
  • 異能のデータ班 野球をしない
    野球部員「野津風太」さん「高見遥香」さんとはどんな高校生?
  • また、県内随一と言われる膳所高校の偏差値はどれくらいなのでしょうか?

謎の多い、2018甲子園「21世紀枠」膳所高校のデータ班を調べてみました。

【2018春の選抜甲子園】注目は21世紀枠の膳所高校

春の甲子園で進学校の膳所高校が旋風を巻き起こすか?

滋賀県大会で優勝した近江に準々決勝1-3と善戦の末に敗れた
膳所(ぜぜ)高校が21世紀枠で甲子園のきっぷを手に入れました。

この膳所高校ですが、毎年30人近く京大への進学があるという
滋賀県随一の名門高校です。

もちろん、野球部からも毎年京大へ行く選手がいます。

そして、膳所高校野球部の持ち味がデータ野球

セイバーメトリクスとしう手法を使っているそうですが、、、

野村克也氏も驚きの膳所高校野球部のデータ野球を調べてみました。

膳所高校の偏差値は!!超驚き

膳所高校は県内随意一の進学校と聞いてはいましたが

東京や大阪などの高校を入れた全国10,196の高校の中で

なんと7位なんです!!

  • 滋賀県内
    1位 / 96件中
  • 滋賀県内公立
    1位 / 68件中
  • 全国
    7位 / 10,196件中

2018年の膳所高校の偏差値は

  • 普通科 72
  • 理数科 76

特に理科系は文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)
に指定されて教育の充実が図られています。

滋賀県内ナンバーワンの膳所高校は偏差値70超えは当然ながら進学実績も東大・京大など大学別の合格者数にみるものがあります。

東京大学 3名
京都大学 48名
大阪大学 37名
神戸大学 32名
国公立医学部医学科 28名
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なんと国公立合計 294名も!!

私立も

早稲田大 23名
慶應義塾 16名
同志社大 209名
立命館大 313名
関西大学 50名
関西学院 21名

しかも、校風は「自由の校風」を大切にしていて文武両道で勉強と部活を両方しっかりできる
というものなので驚きました。

膳所高校 野球部のセイバーメトリクスを用いたデータ野球とは?

やはり、県内一の進学校ともあれば野球部の練習時間も限られますし
個人でプロを目指すような選手もいないのではないでしょうか?

ではなぜ、進学校の膳所高校が甲子園に出場できる力をつけてきたのでしょうか?

膳所高校野球部の特徴はヤクルト、阪神、楽天を優勝に導いた野村克也氏のID野球も顔負けの
データに基づいた頭脳野球です。

頭脳野球セイバーメトリクスとはいったい何なのでしょうか?

セイバーメトリクス(SABRmetrics)とは野球統計の専門家でもある
ビル・ジェームズ氏によって1970年代に提唱された戦略手法です。

セイバーメトリクスは簡単なものでは
スコアブック、打席情報、選手成績といった、入手可能な情報で指標の計算・評価をするものから

「ビッグデータ分析」に必要なスキルを持ち
打球の速度・角度・着地点、投手が投げたボールのコース、球速、球種etc、、、、
普段は目にすること無いデータを用いて回帰分析、機械学習による計算・評価を行う
ものとがあります。

今では野球のみならずサッカーやアメフトといった他のスポーツでも
セイバーメトリクスの手法や思想が活かされています。

膳所高校の野球部はおそらく「ビッグデータ分析」に必要なスキルを持ち
実践に適用していることから、今回の甲子園への切符を手に入れたのだと思われます。

しかし、いったいこの「ビッグデータ分析」のスキルは野球部の誰が身につけたのでしょうか?

その謎は「データ班」という回答でわかりました。

膳所高校の野球部の甲子園への切符の舞台裏にはセイバーメトリクスの手法や思想を
司るための2017年4月に創設された「データ班」の専門部員の存在がありました。

上品充朗監監督の発案 野球をしない野球部員「データ班」

「データ班」は上品充朗監監督の発案によって生まれました。

例えば打球の飛んでくる位置が予めわかっていれば、多少野球の能力が低い選手でも
捕れる可能性が高くなります。

しかし、そのようなことが可能なのでしょうか?

  1. 彼らはセイバーメトリクスを用いてデータを徹底的に分析
  2. そして実際の試合で二塁手が二塁ベース後方を守るというシフトを敷くなど、
  3. 随所でデータを生かしたプレーで今秋県大会は8強入りを実現

準々決勝で優勝した近江に敗れたものの、1-3と善戦し今回の甲子園の切符を手にいれました。

膳所高校野球部「データ班」野津風太さん高見遥香さん

今年から監督の発案で新しく「データ班」を作り、全く野球経験の無い生徒2人が入部した膳所高校。

「データ班」は、1年生の野津風太さんと高見遥香さんの2名です。

野津風太さんは元々野球に興味がなく将来は「ゲームプログラマー」志望ですが
データを活かすことで自身の夢への実現に向けて野球部に入部したそうです。

高見遥香さんはカープ女子で
広島カープの田中&菊池の1,2番コンビの打率を分析から興味を示し野球部に入部しました。

2人はプレーは一切せずビデオを撮ったり、データを集計することでチームを裏から支えていて
公式戦などで相手の打球傾向などを細かく調べデータ化し

グラウンド全体を198分割した図に書きます。

そして2人が、パワーポイントで作った資料を見て、メンバーは守備位置を決めているそうです。
2人は、マネジャーではなく野球をやらないれっきとした野球部員なんです。

これは今までの高校野球の常識を全く覆すようなチーム編成ですね。

「いろんな形で野球に関わる、携わる人が増えていけばいいなと思っています」
と語るのは膳所高校野球部の清水雄介部長(24)

森田和也 岡山理大“ドカベン”は現在 たこ焼き屋で体重はマツコ

2017.12.30

データ班の活躍で甲子園初勝利を!

そして、甲子園大会に備えて「データ班」は、昨秋からは滋賀大と提携して、
更にデータベースの充実を図っているそうです。

膳所高校は、文武両道の進学校として
これまで、春3度、夏2度の甲子園出場をしています。

しかし、まだ甲子園で勝利したことはありません。

今頃は対戦相手のデータはもう膳所高校の野球部員の頭の中にすべて叩き込まれていることでしょう!

今年は、データ班の活躍で強豪を破り甲子園初勝利を成し遂げてほしいですね。

今年の甲子園では野村克也氏顔負けのID野球が見られそうです。